私は今日も京セラドームに行く。マスクを二重にして手指の消毒をして球場に向かい、球場でも消毒をして検温の上で入場する。球場内でマスクを外すのは飲食の間だけ、約5分程度。誰とも会話せずに帰ってくる。蔓延防止が発出されて以降、ビールの販売は時間短縮された。
緊急事態宣言が発出されれば、プロ野球の続行は微妙になる。
これまで2回の緊急事態宣言が発出されている。

2020年4月7日~5月25日
2021年1月8日~3月21日

1回目の緊急事態宣言の発出によってプロ野球は開幕を6月19日に延期した。
ペナントレースは120試合を消化して、11月末に終了。観客数の上限は徐々に増やされたが、最大でキャパの50%だった。
2回目の緊急事態宣言発出中の2月からは宮崎県、沖縄県などで春季キャンプが行われたがすべて無観客。オープン戦も2月中は無観客だったが、3月からは一部観客を入れて行われた。
3月26日にプロ野球は開幕したが、現時点で観客数は球場によって違うが1万人程度で抑制されている。

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前例によれば緊急事態宣言が発出されればプロ野球の公式戦は中断されることになるが、現在のところ微妙。それどころかNPBの斉藤惇コミッショナーは「無観客試合は避けていただきたい」とのコメントを出している。
ただ、大阪の吉村洋文知事は「原則中止、延期」と述べている。

新型コロナに関しては、「前例」にはあまり意味がない。最初の緊急事態宣言時、全国の陽性者は1日300人台がピークだった。2回目は7000人を超えた。現在は間もなく5000人に手が届く。さらに増えそうだ。
陽性者数に比例するなら1回目より2回目、そして3回目と規制は厳しくなるはずだが、逆に規制は緩くなっている。1回目は不要不急の外出禁止で店舗の営業も止まったが、2回目は緊急事態宣言のエリアが限定され、店舗の営業も一部認められた。3回目はさらにゆるくなるのではないか。
変異株の蔓延もあって、3回目の緊急事態宣言は、さらに効力が弱くなり、新規陽性者はなかなか減らないのではないかと思う。

私は、緊急事態宣言が発出されれば、プロ野球もJリーグも中止するするべきだと思う。そうでなければ飲食店やイベントが制約を受ける中で、バランスが取れない。プロスポーツと学校スポーツは立場も目的も違うから同列に考えることはできないが、それでも学校がストップするならプロもストップすべきだとは思う。

しかし日本政府は、NPBやJリーグの興行をストップしないのではないか。5月から1ヶ月も試合をストップさせれば、東京オリンピックの日程に重なってくる。
「プロスポーツもできていないような国で、オリンピックなんて」という評判を気にして、政府がプロスポーツの興行を許す可能性は大いにあるだろう。

NPBやJリーグは、政治案件になろうとしている。今季のペナントレースは政治に振り回されて、混乱する可能性があるだろう。


1971~73年梶本隆夫、全登板成績

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