「ブラックリスト」「マスター/スレイブ」というプログラミング用語が「人種差別的」として言い換えられつつある
「ブラック・ライヴズ・マター(BLM)」を合い言葉に黒人差別への抗議を訴える運動が2020年5月から急速に広がっています。その中で、プログラミングの世界で使われている「マスター/スレイブ」や「ブラックリスト/ホワイトリスト」などの言葉が言い換えられ始めていることが報じられています。
特定のユーザーや言葉を拒否する「ブラックリスト」、そして逆に許可するユーザーや言葉をまとめた「ホワイトリスト」という言葉が人種差別的だと指摘されたのは、2020年のBLMに始まったことではなく、リムリック大学の研究者が「このような用語は人種差別主義の文化を反映しているだけではなく、人種差別を強化して正当化し、永続的なものとします」と主張する論文を2018年に発表しています。
また、2014年から進められているDrupalプロジェクトでは、デバイスや通信システムにおける制御側・動作側を表す「マスター/スレイブ」という用語が、植民地時代の奴隷制や性差別を思わせるニュアンスを含んでいるとして、「プライマリ/レプリカ」という言い方に改めるべきだと主張されました。
こうした用語言い換えの動きは、2020年5月から盛り上がるBLMを受けて再びソフトウェア開発の世界で広がりを見せています。GoogleのエンジニアであるMishaal Rahman氏は「GoogleはAndroidのオープンソース開発プロジェクトで、『ブラックリスト/ホワイトリスト』という言葉を『ブロックリスト/許可リスト』という言葉に改めている」と明らかにしました。
Googleの開発したプログラミング言語のGoでも同様に、「ブラックリスト/ホワイトリスト」や「マスター/スレイブ」といった用語も改めるという意向が示されています。
また、PHPのテスティングフレームワークであるPHPUnitでも同様の言い換えが行われています。
LinkedInのソフトウェアエンジニアであるGabriel Csapo氏は、親会社であるMicrosoftの内部ライブラリで「マスター/スレイブ」「ブラックリスト/ホワイトリスト」などの用語の置換を訴えるリクエストを行っていることを明らかにしました。
さらに、GitHubやバージョン管理システムのGitでは、ソースコードのデフォルトリポジトリを「マスター」と呼びますが、すでにいくつかのオープンソースプロジェクトではデフォルトリポジトリを「メイン」「デフォルト」「プライマリ」「ルート」などに言い換えているものがあると、IT系メディアのZDNetは報じています。ただし、Gitの議論フォーラムでは、「『マスター』という用語は奴隷制とは関係ない」「政治的な話題を技術的な議論から除外するべきだ」「言葉を排除することが問題の解決につながるわけではない」と、用語の言い換えに反対する意見も多く見られます。
こうした中で、GitHubのナット・フリードマンCEOはTwitter上で、「マスター」の言い換えをGitHubが公式に認めるべきだという意見に対して「それはすばらしい考えですし、私たちはすでに取り組んでいます」と述べ、GitHub全体でデフォルトリポジトリの呼び名を変更する可能性を示唆しました。
ZDNetは、これまでにもプログラミング用語の言い換えを行う取り組みがあったものの、広く受け入れられなかったと指摘し、「GitHubが用語言い換えの動きに従うことで、数百万のプロジェクトにわたって『マスター』という用語が効果的に削除され、プログラミング用語をクリーンアップする取り組みが正当化されるでしょう」と述べています。
https://gigazine.net/amp/20200615-replace-master-slave-blacklist
実のところはホワイトアウトの方が危険なのにそういうときは騒がないからな
というわけかw
Allow List
意味が違いすぎるわw
プライマリ、セカンダリは同格で順番をつけた物で、マスター、スレイブだとスレイブはマスターの機能を有していない
プライマリ、レプリカもセカンダリと同じだな
引用元: https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1592218951/
1:
名無しのエクサワロスさん
2020年06月16日 05:21
ID:wRWx9rbR0
返信